空海 鑑真 ゆかりの揚州で、パフォーマンスを披露しました

中国 揚州の大明寺・文峰寺に行きました。

日本から 密教を正式に中国にお迎えすべく大明寺境内に御堂密厳院、戒壇、大日如来像の設営をし 開眼式の儀式に参加しました。高野山真言宗前法印 静阿闍梨を初め30人の僧侶も参加。式典では、高野山大学名誉教授 静慈圓博士の書パフォーマンスもありました。

未生流お家元、谷村晃甫先生が、 大明寺 能修方丈の基 大日如来仏像開眼式での献茶、献花をされ 厳粛な式にも参列し、毎日天国のような歴史に残る凄いイベントでした。
大明寺の姉妹寺で鑑真さんが日本に出発したお寺 文峰寺の本堂でパフォーマンスを披露しました。空海(弘法大師)と鑑真和上のゆかりの地で、書パフォーマンスを披露出来ましたことは、光栄なことと、身の引き締まる思いで披露させていただきました。

空海の『風信帖』は、最澄にあてた手紙で、古典の勉強として、何度も臨書していますので、感動でした。海を渡って留学僧として唐学んだ空海の書が、唐風の書には見られない和風の優美さも兼ねそなえた和様の原点とも考えられています。日本の三筆と言われる『空海』『嵯峨天皇』『橘逸勢』は全て、臨書しています。

書パフォーマンスは『風』『雲』に加え、本堂でのパフォーマンスなので、『龍』を揮毫し、空海様 鑑真様が海を渡って、行きかった『海』を その説明をしながら披露しました。 文峰寺、能度方丈も大変喜んでいただけました。書アートを世界に!との考えで続けていますが、今回の旅は 谷村先生のお誘いにより、夢のような素晴らしい経験と、これからの書アートを広める糧としたいと思い感謝でいっぱいです。

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